活動報告

障害者歯科学会に参加して学んだこと 〜みき歯科三越通りクリニックの取り組み〜

こんにちは、みき歯科三越通りクリニックの三木武寛です。
先日、当院のスタッフで障害者歯科学会に参加し、最新の研究や治療方法について学んできました。今回は、スタッフの上野・大西・黒木の3名が学んだことを共有し、当院の診療にどのように活かしていくかをお伝えしたいと思います。


上野の学び:行動調整法の実践的アプローチ

上野は、**「歯科治療が苦手な方への行動調整法」**についての講演に特に関心を持ちました。
歯科治療に対して不安が強い患者さんに対し、視覚的支援(絵カードや動画)や段階的な慣らしを取り入れることで、少しずつ治療を受けられるようにする方法を学びました。

当院でもすでに行っている対応ですが、学会で紹介された事例を参考に、より柔軟な対応ができるよう工夫していきます。特に、知的障害や自閉スペクトラム症(ASD)のある方が安心できる診療環境を整えることが大切だと感じました。


大西の学び:医科・歯科の連携が重要

大西は、**「障害のある方の全身管理と歯科治療」**についてのセッションが印象に残ったようです。
歯科治療は口の中だけでなく、全身の健康状態とも密接に関わっているため、医科との連携が欠かせません。特に、てんかんや循環器系の疾患を持つ方への配慮が必要なケースでは、主治医との情報共有が重要であると再認識しました。

また、摂食嚥下(せっしょくえんげ)機能の低下が見られる方への対応として、歯科とリハビリを組み合わせたサポートの実例を知ることができました。当院でも、患者さんの生活の質(QOL)向上を目指し、より適切な対応を行っていきたいと思います。


黒木の学び:口腔ケアが全身の健康を支える

黒木は、**「障害のある方の口腔ケアと誤嚥性肺炎の予防」**に関する講演に注目しました。
障害のある方は、ご自身での歯磨きが難しいことが多く、介助が必要なケースもあります。そのため、ご家族や介護者がどのように口腔ケアを行うかがとても大切になります。

学会では、簡単にできる口腔ケアの方法や、介護施設での取り組み事例が紹介されていました。当院でも、患者さんやご家族に分かりやすい形で**「無理なく続けられるケア方法」**をお伝えしていきたいと考えています。


今後の当院の取り組み

学会での学びを活かし、当院では以下のような取り組みを強化していきます。

行動調整の工夫:視覚的支援を活用し、よりストレスの少ない診療を提供
医科との連携:患者さんの全身状態を考慮し、必要な情報共有を行う
口腔ケア指導の充実:ご家族や介護者向けの簡単なケア方法をお伝えする

障害のある方だけでなく、小さなお子さんや歯科治療に不安を感じる方にとっても、安心して通える歯科医院でありたいと考えています。

みき歯科三越通りクリニックでは、**「一人ひとりに寄り添った優しい歯科治療」**を大切にしています。お口の健康についてお悩みの方は、お気軽にご相談ください。


最後に

障害者歯科学会に参加したことで、私たち自身も多くの気づきを得ることができました。今後も、より良い医療を提供できるよう、学び続けていきます。

引き続き、みき歯科三越通りクリニックをよろしくお願いいたします!