こんにちは。
高松市・みき歯科三越通りクリニック院長の三木です。
今回は、歯科用レーザー治療について、患者さんからよくいただく質問にお答えしながらご紹介します。
実は当院では、最新のEr:YAGレーザー(エルビウムヤグレーザー)を、昨年の院内改装前から導入し、現在はほぼ毎日、多くの症例で使用しています。
Er:YAGレーザーとは?
Er:YAGレーザーは、
**水分に反応する特殊な波長(2,940nm)**を持つ歯科用レーザーです。
この特徴により、
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組織への熱ダメージが少ない
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痛みが出にくい
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殺菌効果が高い
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治りが早い
といったメリットがあります。
昨年11月にフォローアップセミナーを受講した際の内容でも、
「蒸散(じょうさん)」という現象を利用し、歯や歯ぐきの不要な部分だけを選択的に除去できることが、Er:YAGレーザーの最大の強みだと再確認しました。
当院でのEr:YAGレーザーの主な使用例
当院では、波長・パワー・パルス数を細かく調整しながら、以下のような治療に活用しています。
✔ 歯周病治療
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歯周ポケット内の殺菌
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歯肉縁下歯石の除去
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炎症の改善(膿瘍の切開・排膿)
✔ 虫歯治療(低侵襲治療)
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健康な歯をなるべく削らず
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必要最小限の処置が可能
✔ 歯ぐきの処置
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小帯切除
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歯肉の切開・整形
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メラニン色素沈着の除去
✔ 口内炎の治療
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痛みの緩和
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治癒の促進
(レーザー後は基本的に貼り薬も不要なことが多いです)
「痛みが少ない」のはなぜ?
Er:YAGレーザーは、
強いパワーを一気にかける治療ではありません。
セミナーでも繰り返し強調されていたのが、
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パワーを上げれば良いわけではない
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角度・距離・動かし方が重要
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必ずテスト照射を行う
という点です。
当院でも、
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患者さんの状態
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治療部位
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炎症の程度
に応じて、細かく設定を変えながら治療を行っています。
その結果、
「思ったより痛くなかった」
「音も小さく怖くなかった」
「治りが早くて驚いた」
といった声を多くいただいています。
レーザー治療=万能ではありません
大切なことなので、正直にお伝えします。
レーザー治療はとても優れた治療法ですが、
すべての治療に適しているわけではありません。
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従来の治療が適している場合
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レーザーを併用した方が良い場合
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レーザーを使わない方が安全な場合
それぞれあります。
当院では、
「レーザーありき」ではなく、患者さんにとって最善かどうかを基準に判断しています。
まとめ
Er:YAGレーザーは、
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痛みを抑えたい方
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歯ぐきの治りを早くしたい方
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できるだけ削らない治療を希望される方
にとって、非常に有効な治療選択肢です。
当院では、セミナーで得た最新の知見と、日々の臨床経験を活かしながら、
安心・安全で、患者さんにやさしいレーザー治療を提供しています。
またメラニン色素除去とインプラントへの使用を除いて、疾患に対するレーザー治療はすべて保険診療で対応しています。
レーザー治療について気になることがあれば、
どうぞお気軽にご相談ください。







