昨日は普段なら診療日でしたが、学会参加のためお休みをいただき、医院は中川先生をはじめスタッフに任せていました。本当に感謝です。
今回は「日本口腔インプラント学会 東北地方会」に参加するために山形まで来ています。「どうして山形まで?」と思われるかもしれませんが、認定医取得に必要な単位を取得するため、そして特に聴きたい先生の講演があったからです。
その講演は、神奈川歯科大学口腔外科学教授の河奈裕正先生による、外科手術におけるリスクについてのお話でした。実は、この内容は6月の「ワールドインプラントサミット」でも聴いていたのですが、もう一度しっかり学びたくて山形まで足を運びました。
インプラントを含めた口の中の手術には、必ず「出血」や「感染」のリスクがあります。手技が正確であっても、患者さんの体質や全身の状態(例えば糖尿病や骨粗鬆症など)によって、治療後の回復具合が変わることもあります。
今回の講演では、特に「出血リスクがある手術前に準備しておくべきこと」や「出血が止まりにくい場合の対策」を学びました。河奈先生は「十分な準備をせずに患者さんに治療を行うのは、患者さんに対して失礼である」と強調されていて、その言葉がとても印象に残りました。
医療の結果には予測できないことが起こりうることは多々ありますが、私たち施術者は常に100%の意識で治療に臨む必要があります。学んだことをしっかり活かし、また火曜日から日々の診療を頑張っていきたいと思います。
これからも安心して治療を受けていただけるように、さらに精進してまいります!