小躍りするほどうれしかったこと -日本障害者歯科学会認定歯科衛生士に挑戦!-
おはようございます!院長の三木です。
秋晴れの空のもと、今日もさわやかな気持ちで診療がスタートしています。
タイトルにもありますが、昨日とてもうれしいことがありました。
当院の歯科衛生士が自発的にある資格の取得に挑戦したいと言ってくれたのです。
その資格とは「日本障害者歯科学会認定歯科衛生士」です。
院長が専門としている障がいのある人の歯科治療、いわゆるスペシャルニーズ歯科診療は一つの学問として確立されています。十分な臨床経験があり試験に合格した者が学会から指導医、専門医、認定医、指導歯科衛生士、認定歯科衛生士として認定されます。わたしは認定医を取得していますが、これまで当院ではわたし以外に学会に所属している職員はいませんでした。
そんな中、今回の挑戦表明。
理由を聞くと、「在職一年となり当院で日常的に行われているスペシャルニーズ歯科診療にも慣れてきたので、今後もっと専門的に学び患者さんにより有益な歯科診療を提供したいから」と話してくれました。
聞いた瞬間とてもうれしく思いました。(語彙力ないですね笑)
そして次の瞬間には資格取得のための条件を調べ始めました。
今回の場合、すべての資格条件を満たすのは2025年度となるため、試験を受けるのは順調にいけば2026年度になります。そのため、それまでに十分な臨床経験を積み、研究発表を行わなければなりません。
大学病院や病院歯科ではない一開業医として研究などはスムーズにできないことも多々あるかと思いますが、しっかり準備してよい研究を行い歯科業界に少しでも役立つ情報を提供できればと考えています。
開業して5年目で初めて具体的にスタッフの資格取得に向けて進み始めることができました。今までコツコツとスペシャルニーズ歯科診療を行ってきたこと、院外での講演などでこの分野を周知しようとしてきたこと、歯科衛生士学生への教育など様々な活動を通じてやってきたことが一番身近な院内のスタッフから評価してもらえてとても感慨深い思いです。
ちなみに香川県内で認定を受けている歯科衛生士はわずか5名しかいません。今後当院から複数人の認定歯科衛生士が誕生すれば香川県内におけるニーズも高まりますし、今まで以上にスペシャルニーズに特化した診療体制を築けると確信しています。
これからもスタッフ一同、日々の診療に真摯に向き合い、障がいのある方もない方も誰もが安心して通える歯科医院として理想に近づけるよう努力していきたいと思います。