写真は学会の開催地新宿のゴジラです！新宿ほぼ初めてで人の多さに圧倒されてしまいました笑
では本題に入りましょう。

後半：即時治療と長期展望の真実に迫るシンポジウム

歯科インプラント治療における興味深いテーマ、「即時治療」と「長期展望」のシンポジウムに参加しました。

即時治療を考慮する

即時治療は「即時埋入」や「即時荷重」といったテクニックを指します。患者さんにとっては早期に咬み合わせや審美性を改善でき、大きなメリットがあります。しかし、その裏にはテクニックや術後の管理の難しさ、そしてトラブルが潜んでいます。患者さんが望む早い回復と良好な治療結果を達成するためには、個々のケースを正確に判断し、リスクを最小限に抑えた治療を提案することが重要です。患者さんには様々な選択肢を提示し、共に最適なプランを見つけることが求められます。リスクや予後の長期予測を踏まえた説明を心がけていきます。

長期に快適な歯科健康を提供する

今回のブログの最後は歯科インプラントの「長期展望」にフォーカスします。一度入れたインプラントはその方の人生の最後まで問題なく使い続けてほしい。歯科インプラント治療を行っている歯科医師はそう思っています。良好な長期効果を得るために咬合接触のバランスと定期的な咬合の管理が不可欠です。これは残りの天然歯を守る上でも大切な要素であり、これからも今まで以上に咬合に焦点を当てた管理を行っていきます。また、患者さんの歯の健康を保つためには、定期的なフォローアップと注意深いケアが欠かせません。
当院でも歯科インプラント治療を行なった患者さんはみなさん定期的なメインテナンスで受診されています。

超高齢社会となり高齢者の方に対する歯科インプラント治療が増加してきました。将来的に、歯科インプラントがこのような社会状況の中で健康に貢献できるかは重要な視点となっています。患者さんにとって、年齢や全身的な状況を考慮しながら無理のない治療計画を提示し、ご納得いただいて安心して治療を受けていただけるよう丁寧な説明を心がけていきます。

今回の学術大会を通じて得た知識は、今後の当院の歯科インプラント治療の進展に向けて貴重なものであり、これを実践に生かしていくことが大切です。良いものはすぐに取り入れ、反省すべきところはスタッフと共に直ちに見直し、スピード感と正確性を意識して治療を行なっていきたいと思います。歯科インプラント治療がさらに進化し、患者さんの笑顔が増える未来にワクワクしています！